父のアルバムより(2)

この写真は昭和20年/復員時/於羽幌/数え26才/とある。
故郷の樺太へ帰る事の出来なかった父は、戦友を頼って羽幌に行ったのだという。

父は自分の父親(要するに私の祖父)を道ですれ違う人が振り返るほどのとても
イイ男だったと話してくれたが、若い頃の父もなかなかのイケメンだ。
田舎娘のナミさん(実母)がポーっと成ったのも無理ない話(笑)
しかもあこがれのインテリでもあったし(^▽^;)

私は子どもの頃伯母に父は大学中退と聞いていたが・・・
小学校もロクに出ていないという伯母の、劣等感から来る思い込みではなかろうか。
バカみたいに生真面目な所のある父が学歴詐称はしないだろう・・・と
10年暮らしてみて、思うようになった(^o^)

体の弱かった父は親兄弟に大事にされて育ったんじゃないか思う。
貧乏だったと言うが10人兄弟の下から3番目だから、兄や姉の手はいっぱいあったはず。
その証拠に父は不器用で、驚くほどナンにも出来ない人なのよ〜(*_*)
いっくら顔が良くてもネェ〜、挙げ句に父の美しさは私に遺伝してないしサ(笑)